原作者野尻です。すっかりごぶさたしました。
そうなんです、ソロモン諸島は地震の多発地帯です。これは設定を作っていたときに理科年表で確認しました。ウェブだとこちらとか>世界の震源分布
でも日本と同じくらいですから、施設を耐震構造にして津波対策をとれば大丈夫でしょう。
さて、原作2巻に相当する7話以降は茜が登場して、アニメでもこれまでのカッ飛び展開からじっくり描写に移行しつつあります。7話以降は結構脚色が入っていて、コンテ段階では「これはどうかな?」と思ったりしたのですが、アニメは完成してみないとわかりませんね。この調子でもう2クールぐらいやってくれないかなあ、と……。現場が死にますか、それもそうか。
8話の気圧順応検査で茜が握っていたのはデッドマン・スイッチというもので、その名の通り、被験者が意識を失ったらスイッチが動くというものです。これのコンピュータ版にウォッチドッグ・タイマーというものがあります。一定時間以内にコンピュータがある出力をオンにしないと、外部回路がシステムを異常と判断する仕掛けです。ええ、いわゆる蘊蓄コーナーでした。
続いて視聴者の感想に反応してみるコーナー。
ときどき見かける感想に「人命軽視が不快だ」というのがあります。これはもっともな感想で、原作を書きながら自分でもそう感じていましたが、あえて放置してあります。常識を破壊するのがSFの本分ですから、読者にある種の不快感を与えることは普通にあります。牧野修や小林泰三や田中啓文の作品を読めば思い知ることでしょう。
ロケットガールの場合どうかといえば、この不快感は有人宇宙飛行が必ず背負わなければいけないことなので、そのまま不快になっていただこうと思います。快感ばかり与えるアニメは山ほどありますし、虐殺シーンを不快感なしに見せてしまうアニメも結構ありますから、たまにはこういうのもいいでしょう。
最後にアフレコ写真コーナー。
これは7話のとき、宇宙飛行士山崎直子さんの夫、山崎大地さんがスタジオ見学にみえたときの記念写真です。最前列中央が山崎さん、その右は娘さん。
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なお山崎直子さんの声はヒューストンで別撮りしたので、アフレコでは御一緒できませんでした。7話は作画がいまひとつだったのが残念で、直子さんも本人のほうがおきれいです。DVDでリテイクされるといいんですが。
最終回のアフレコはもう終了していて、収録後に花束の贈呈式をやりました。残念ながらカメラが不調で写真が撮れてないのですが、(ロケットではなくアニメ製作の)打ち上げで集まることがあったら必ず撮り直したいと思います。
本シリーズほど声優さんに恵まれた作品はないと思います。本当にありがとうございました。
